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廊下の歩行の補助に手すりを取り付け

2018/1/29 月曜日

東京都は、高齢者の単身世帯や高齢のご夫婦だけで生活している世帯が多い地域です。
高齢になると若い時に比べ足腰が衰えてくることが多いため、立ち上がるのに苦労したり歩行中につまずく方が増えてきます。家の中でちょっとした段差につまずいたり、滑って転んでしまった際に転倒して骨折につながるケースもございます。
そういった事故を未然に防ぐ手段の一つが手すりの設置です。玄関の上り口など段差がある場所や、部屋に手すりを設置しておくと楽に立ち上がることができ、靴を脱ぎ履きする時にもよろめいたり転んだりするのを防げます。
また足が弱っていたり病気などで足にマヒがある時にも、手すりをつかむことで安全に歩くことができるようになります。
要介護者がいる世帯で介護者が苦労するのがトイレ介助ですが、部屋からトイレまでの廊下に手すりを設置することで自力でトイレに行けるようになったという事例も少なくありません。介護者の負担を減らすことができるだけではなく、介護を受ける高齢者の方でもトイレに行くたびに人を呼ばずにすむので自尊心を保つことができます。また安全に移動できる範囲が広がるというメリットもあります。
介護保険を利用すれば自己負担額1割で手すりの設置をすることができます。また介護保険は介護申請をして要介護者、要支援者認定を受ける必要がありますが、東京都では要介護認定に該当しない場合でも65歳以上の高齢者に対して住宅のバリアフリー工事の補助を行っているので、少ない負担額で手すりの設置ができます。