TOP

ブログ

手すりは高さは動作に合わせて

2017/12/06 水曜日

日本では、2016年の時点で65歳以上の高齢者が占める割合が総人口の約27.3%となっており、超高齢化社会です。
超高齢化はさらに進んでいき、千葉県においては平成32年には、県内の一般世帯のうち、高齢世帯(世帯主の年齢が65歳以上)が占める割合が約37%になると予想されています。

高齢による身体機能の衰えにより、段差の上り下り、立ち上がるなどの動作が困難になってきたり、介護が必要となる方も多いでしょう。
かといって老人施設などに入所するにも条件や定員、金銭面などから困難なことも多いと思います。
その場合、自宅の段差部分や立ち上がる動作が必要な部分などに手すりを設置したり、段差を解消するなどの在宅改修を行うことで、自宅での生活を続けていくことが可能な場合があります。
住宅改修の際、例えば手すりの設置に関してはまずは設置場所(玄関、トイレ、階段、浴槽など)を決めます。実際に動く動線に従って本当に必要かどうかを検討していきます。設置場所を決めたら手すりの種類、高さなどを決めます。その方の動作や身長などに見合ったものを実際に本人に確認しながら決める事が大切です。

対象者が介護認定を受けていれば、介護保険から在宅改修にかかる費用の一部を負担してもらうことが出来るので、必ず着工前に申請を行いましょう。また、例えば千葉市の場合、介護保険の他に住宅改修費支援制度サービスを併せて申請できる場合もありますので、各行政の制度をあらかじめ調べておくことも必要です。
在宅改修業者も様々ですので、実際の高齢者住宅の改修経験の有無や費用などを考慮して信頼して任せることのできるところを選びましょう。