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ユニットバスに手摺の設置【東京・千葉で取り付け】

2018/3/22 木曜日

手摺は、従来であれば大規模建築や公共物によく見られたものの、住宅においては、主に階段にのみ設置が行われていました。しかし、現在では住宅でも階段の他への設置も見ることができ、後付けの場合には、主に高齢化に伴うバリアフリー工事の一環として行われています。
バリアフリー工事に関しては助成金を用意している自治多も多く、東京都においても各市区町村によっては補助を行っています。因みに、東京都は、高齢化人口増加率が全国1位と予想されており、平成29年9月時点では65歳以上の人口は305万2,000人、都総人口の4.3人に1人の割合になっています。
バリアフリー工事で手摺を設ける場所は、例えば戸建では、エントランス、玄関ポーチ、玄関内部、廊下、浴室、トイレ、階段が主な箇所となります。この場合、場所によっては設置できないケースや、設置が難しくなるケースがあることを認識しておく必要があります。まず、設置できない例として手摺を付けることで通路が狭くなり通行に支障がでてしまうケースがあり、代表的な箇所としては階段があります。次に難しく箇所としてはユニットバスがあり、大きな理由として取付箇所への固定が難しいことがあります。
ユニットバスへの手摺の後付けは、縦型やL形の場合には下地の問題で付けることができません。横型の場合にはデザイン性は劣るものの付けれる可能性があり、方法としてはユニットバスの壁面に一度受材を設けることがあります。この場合、条件としては、住宅が木造在来工法であること、受材にアルミ平角を使用すること、壁面裏にある構造体にまで受材をラグスクリューボルトで固定をすること、壁の沈み込み防止のために受材の長さを確保することがあります。ポイントは@455で縦に入っている間柱にアルミ平角を固定できるかどうかがあり、しっかりとアルミ平角が固定できれば手摺を取り付けることが可能になります。